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四フッ化ケイ素 SiF4

 不燃性でありながら、毒性があり、腐食性を持つ SiF4 のご紹介です。

化学名 : 四フッ化化ケイ素 
構造式 : SiF4
分子量 : 104.08
官報公示整理番号 化審法No.(1)-343
CAS番号 No,7783-61-1
NIOSH No,VW2327000
国連分類 クラス 2.3 標札 Gj
国連番号 1859

危険、有害性の分類
 種類 : 高圧ガス、不燃性ガス、毒性ガス
 危険性 : 極めて反応性の高いフッ化剤で、それ自身が燃焼したり爆発することは
        ないとされます。しかし水と激しく反応し、加水分解してHFを生成します。
        発熱しますので近くに可燃物などがあると火炎が発生する可能性もあります。
        加水分解すると、HFを発生するので、十分な注意が必要です。
 有害性 : 皮膚、眼、呼吸器系粘膜に強い刺激を及ぼします。接触すると火傷になり
        吸入すると肺水腫になります。フッ化水素や二酸化ケイ素に似た毒性を持ちます。

応急措置
 皮膚に付いた場合
  直ちに汚染された衣服や靴などを脱がせ、付着部分や接触部分を多量の水で洗い流した後
  医師の手当てを受けます。
 眼に入った場合
  直ちに流水で15分以上洗顔し、医師の手当てを受けます。
 吸引した場合
  SiF4を吸引すると加水分解してHFを生成するので、直ちに新鮮な空気の場所に移動し
  安静・保安などに努め、速やかに医師の手当てを受けます。呼吸が停止している場合は
  人工呼吸を行い、呼吸困難の場合は酸素吸入を行います。

火炎の措置
 消火方法
  ガスボンベの元弁、容器用元弁を締めて火災場所への供給を停止します。
  容器が火炎に曝されるとボンベ内の圧力が上昇し破裂する危険があるので
  出来うる限り陽気を安全な場所に移動します。必要に応じて容器に散水し容器を
  冷却します。容器や容器の元バルブが損傷した疑いのある場合、必ず空気呼吸器を
  着用し消火活動にあたる必要があります。
 消化剤
  ドライケミカル、炭酸ガス、乾燥砂、注水禁止(蒸発を少なくするための散布は良いが
  こぼれた場所にはかけないこと)

漏洩時の措置
 1、 漏洩箇所、周囲の状況などを性格に判断し、付近の作業員および所定の方法により
   必要部署へ連絡します。
 2、 作業にあたっては、空気呼吸器、保護手袋などの保護具を着用して、容器元弁の元栓
   などを閉じ、ガスの供給を停止します。
 3、 漏洩処置を行う場合は、必ず漏洩箇所の風上で操作を行うこと。
 4、 容器弁からの漏洩時には、容器はシリンダーキャビネットや容器収納筒に収納し、ガスの拡散を
   防止します。また、容器バルブの締め増しでも止まらない時には、キャップを取り付け、容器を
   開放された危険性の無い場所に移動します。可能であれば、防災キャップを取り付けてメーカー
   に連絡の上、返却します。
 5、 配管や設備から漏洩している時には、容器バルブを閉じて、配管系内を不活性ガスでパージ
   した後、漏洩箇所を修理します。
 6、 漏れが止まらない場合、安全な場所で薄いアルカリに吸引させて無害化する必要があります。

以上。

特殊ガス、特殊ガス機器、特殊ガス配管工事など
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 5月28日 木曜日
 天気 曇りのち雨
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 アメリカのゼネラルモータース(GM)が経営破綻の
瀬戸際です。それに呼応して先物為替市場が俄かに
活発化し、市場環境の変化が見られます。

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