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Title : (6話)何回かに分けて薄める 特殊ガス

 SGマイスターさんの「特殊ガス」に関する解説コーナー
第六回目になります。実務的になるほど、詳しく、そして
難しくなりますね。一所懸命勉強して参りましょう!

(6話)何回かに分けて薄める

 こんにちは。先週はお休みしてしまいました。すみません。
 で、引き延ばした感があります(^_^;)が、3話の問題の答え
を先ずはじめに。

問題は・・・

「100cc入るコップの真ん中に線が一本あります。この線に
 あわせれば50ccをきっちり計ることは出来ますが、その他
 の量を量ることが出来ませんよね。
  しかし、使い方によっては色々計ることが出来ます。ちなみ
 に、このコップを使って、水と油=75:25で混ぜてみて下さい。」

というものでした。

その答えは・・・

「 まず始めに50:50を作り、別のコップに移します。
 これをよーく混ぜて、線のついたコップの半分まで入れ直します。
 最後に、水を入れて・・・
 要するに、二度量ることで1/4が作れますってことなんです。」

 この原理を使うと、1/2 → 1/4 → 1/8 → 1/16
と薄めていくことが出来ますよね。
メモリが一つでもいろいろな濃度のものが作れるということ。

ここで・・・ちょっと難しくなりますけど・・・

 前話でふれた”混合精度”、”秤量誤差”・・・・
多くの量を測るほうが精度が上がるという話です。

 何かと何かを混ぜるとき、薄いものを作るためには、何度かに
分けて薄めるほうが、目標濃度に近づけ易いってことになります。

 さて、特殊ガスはその中に入っている混合物の割合=濃度、不
純物の濃度などなど、濃度とか割合というのがとっても大切なもの
です。また、この”濃度”が非常に非常に薄い世界で勝負しなけれ
ばなりません。その上、どれほど正確なものを作ることができるの
でしょうか。

さあ! 難しくなってきました・・・

具体的な例を使ってもう一問いってみましょう!

窒素と酸素を60:40で混合したガス ?@ を作るとき
酸素を40入れて、窒素60を足して作ります。

では窒素と酸素を80:20で混合したガス ?A を作るとき
酸素を20入れて、窒素80を足すという作り方もあるし
?@ で作ったガスを倍に薄める方法つまり

?@ のガスを50入れて、窒素を50足すという作り方もあるのです。

 この様に、「薄いガスほど手間をかけて作っている」 というのが
特殊ガスの特徴の一つなのです。ちなみに前述の例は”二段希釈”
と言い、何回かに分けて薄める方法です。このとき作った一段目
( ?@ のガスのこと)を “親ガス” とか “マザーガス” と呼びます。

品質を高めるためには手間がかかる・・・特殊ガスの最もやっかいな
ところなのです。

いやいや後半、難しくなってすみませんでした。
もしも 「もっと詳しく、分かり易く説明を聞きたい!」

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ありがとうございます

今日の埼玉川口のお天気は?
 1月22日 金曜日
 天気 はれ
 ボンベ庫の温度 朝3℃、昼6℃

です。
 中学生の私立高校の受験日が集中している一日だったようです。
さいたま市立大谷場中学校では、クラスの中で登校した生徒数が
6名のクラスもあったそうです。
がんばれ中学生! ゴールはあと少しだ!!
 

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