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三フッ化窒素 NF3

 特殊ガス 三フッ化窒素のご紹介です。

NF3 分子量 71.002 毒性・支燃性ガス

物理的性質は?
 気体の場合、無色ですが、カビくさい臭いを持ちます。
しかし、高純度のものはほとんど無臭で、微かな匂いは
フッ化物のようなようなもののようです。密度は0℃、0Pa
空気を1とした場合 2.5 で、液体の場合は 1.53kg/L
(-129℃、0Pa)です。液体の場合のみその沸点は -129℃
(0Pa)、臨界点 -39.3℃、4.43MPaとなります。許容濃度は
10ppmです。
 動物が吸引するとメトヘモグロビンを生成することにより
血液の酸素運搬能力に影響を与えます。人間でメトヘモグ
ロビンが生成されると皮膚が青くなり眠気、めまい、吐き気
脈拍昇進、頭痛が起き、呼吸が短くなって意識を失うことも
あります。皮膚に触れても危険は無いとされ、僅かに水に
溶けます。
 
化学的性質は?
 常温付近では非常に安定ですが、800〜1200℃の高温
で分解を起こします。ただし、他の金属や元素の存在により
低温でも分解されます。例えば銅の切削粉があると375℃
で分解しN2F4に変化し、カーボンがあると更に分解しやすく
なります。酸素とは約770℃では変化しませんが、アーク放電
するとNF3Oが生じます。F2、Br2、I2とは反応しません。
水とは、常温で反応せず、アルカリ性水溶液中では100℃
で徐々に加水分解します。HCl水溶液中でも133℃では加水
分解しますが、強酸では変化しません。Alの表面と反応し、Sn
とは約500℃で閃光を上げて燃焼します。Fe、Cuとは高温で
反応します。NH3、H2S、CH4、COなどとの混合ガスに点火
すると爆発的に反応します。NF3は支燃性ガスです。温度が高
くなると酸化剤としての働きが特に強くなります。例えばH2との
反応は

3H2 + 2NF3 → 6HF + N2

 常温常圧でのH2+NF3混合ガスの爆発範囲は 5.0〜90.6%
で、C4H10+NF3混合ガスは 1.5〜75%ですので、酸素中の
C4H10の爆発範囲が 1.8〜49%ですのでかなり広くなります。
他の有機化合物とも温度が高くなると激しく反応します。酸化力
の強さは酸素と同じく、高温化では酸素以上です。
 配管パイプの中で、エチレン+空気+NF3混合ガスの爆発圧力
を組成を変えて測定すると、NF3を約10%加えるとNF3のない
ときと比べると爆発圧力の最高値は約2.3倍です。また、エチレ
ンの火炎を消炎するのに必要なハロン1301の量は、空気のみ
の場合と比べて、空気に10%のNF3が加わると約2.5倍多くな
ります。

適用法規は?
・高圧ガス保安法
・化学物質管理促進法(第二条第一種指定化学物質)
・化学物質の審査及び製造などの規制に関する法律
  (第二条指定化学物質)
・船舶安全法(危規則第三条危険物等級2.2高圧ガス)
・航空法(規則第百九十四条危険物高圧ガス)
・港則法(規則第十二条危険物高圧ガス)

英語名 NItorogen trifluoride (別名 Nitrogenfluoride)
CAS No,7783-54-2
国連番号 2451
NIOSH No,:QX 1925000
既存化学物質番号 1-1218

特殊ガス、特殊ガス配管工事、特殊ガス機器、特殊ガス流量計
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ありがとうございます

今日の埼玉のお天気は?
 5月3日 日曜日
 天気 はれ
 気温 20℃(PM7:30)

です。
 朝の7時過ぎには関越自動車道大泉から下り方面
約30kmの渋滞情報がでており、思わず進路変更して
近隣の余暇設備で安近短となりました。
車の移動は注意が必要です。

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